Aug 31, 2018

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W e a t h e r s i d e 
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「さらされた場所」についてのAndrew Wyethの言葉


私はこの家が、とても長くはもたないだろうと思っていたので、単にこぎれいな肖像ではなく、
自分の財布に入れて、眺めるために持ち歩いていても楽しいような、本当の意味での肖像画にしたかったのである。
私はこの絵を純粋に私のためだけに描いた。
このもろく、からからに乾燥した骨のような家が、この世から消えていくのもそう遠い日のことではないと感じていた。



すべては移り変わる。決して立ち止まりはしない。





Jun 18, 2018

te




h a d  a  d r e a m
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夢をみた


夢をみた。
それを叶えるために何かを考えたり、努力したり、何もしているわけではないけれど、
そんな、薄い色で、そっとしたようなものが夢なのかもしれません。



よい「時」は、求めたり委ねたりするものではなくて、
誰でもその「時」への可能性をもっていることをまた思った雨の日。



Jun 4, 2018

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P r a i r i e
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草原


草原のような
太陽が沈む頃の 草原のような
瑞々しく  少し揺れるようで   風が吹いて草の音がする  広くて、とても広くて 匂いがあって 空があって 静かに終わっていく
そこへ黒種草  金蓮花を添えたような。
色褪せる色。縁取りしかはっきりしない時間に。一皿の話。


手紙が届いていました。モネのウォータールー橋の絵葉書です。
3年前のある1日の話。一緒にいた場所、そこで食べたものが書いてありました。
私はそれでその1日の、温度とか明るさとか、花びらが散っていた事とか、心にあった事とか、話した話を身体中で思い出して、
それから葉書をくれた人が今どんな気持ちなのか想像できて、多分それはあっていると思う。
その人と一緒にパリに行った事があって、ずっと一緒に考え続けている事に頷けた時、また一緒に行こうと話していた事、
そのパリはロンドンでもいいなと葉書を見ながら思った。もう変わってしまった橋だけどみえるのではないか。
もしそう話したら、「凄くいいと思う」と言うと思う。

過去を思い出して今が変わった事。





Jan 5, 2018

te




H a p p y  n e w  y e a r
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Dec 8, 2017

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g a l e t t e  d e s  r o i s
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ガレット・デ・ロワ


ひとりは特別でもなく、贅沢でもなく、ごく普通に必要なものを食べる事が難しくありました。
もうひとりは食べられない物があっても他の物を使って満足できる食事がつくれないかと考えはじめました。
いつか二人は離れる事になり、もうひとりはひとりの為に食事をつくることはなくなりました。遠くの国へ。
見送ったその時の、後ろ姿をもうひとりは忘れていません。

思いもしなかった日に、ふとした時間に、もうひとりの場所にひとりが訪ねてきてくれました。
ふたりが会っていた場所はなくなっていたのに会えたのです。
ひとりは花を沢山渡してくれました。
ひとりはまだ必要なものが食べられませんでした。もうひとりは必要なものの代わりをひとりから受け取って食事をつくりました。
その瞬間、もうひとりは代わりではなく食べてもらいたいものをお皿に盛りつけることができませんでした。
ただ、それは食べられるものではないけれど、
音があるのに静かで、薄明るくて、うっとり染み込んでくるような時間がその時流れました。
それがもうひとりの料理でした。

「不思議な時間をつくりたい」

必要な時を必要な時にその人へ。
つくれる身体と軽やかさがほしい。
もうひとりは今でも自分を突き動かす沢山の記憶をもっていたのです。

届けてくれたガレット・デ・ロワが思い出させてくれた事。






te



M o r n i n g  g l o r y
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朝顔


少し前の事。晴れた空に雨が降っていた。その日の朝に朝顔は咲きました。
それは随分嬉しい事でした。お皿と同じ色の花。

もし絵を描いていたなら、自分で咲かせた花の絵は、咲かせていない花の絵とは違うでしょうか。
外見をなぞるより前に知っている花のこと。
昔のいつかの日誰かが自画像を描いたのは何故でしょう。
これは逆の想いです。描く方ではなくて描かれる方の。差し出す方ではなくて受けとる方の。

入口の硝子のドアに足場の階段を上る影が映る。

あっという間に景色も気配も変わっていきます。私はここから眺めているだけです。

「野ばら」という手芸店が閉店しました。
そこで最後に買った羽根と、それと硝子のビーズで宵の実の今年のクリスマスささやかに。
一緒に買ったリボンはアントルメ選集にかけます。




Oct 29, 2017

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L e a d  e g g
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Sep 3, 2017

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f o o t p r i n t
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足跡