Jul 31, 2015

te




c r a p e m y r t l e  ・  t o r e n i a
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百日白と夏菫


部屋の開かない窓に柄のついたカーテン。
五時ちょっと過ぎ、朝陽によって花が浮揚しているようです。
それを、しばらく眺めてから起き上がる。

今の日暮れ方、薄暗い中で見かける百日白の花は雪にもみえるように、
たくらみないもので変わっていく部屋の景況に気づくと飽きないです。
人の表情も。

何かによって流れるものと、何かによって淀んでしまうものと。
人間も自然も水も、料理も同じように思う。

そんなものと、ずっと付き合ってきたように感じます。
次は何かになって、どこまで歩いていけるのかとか。


野菜と、夏菫を買って、
帰る暑い暑い日でした。





Jul 21, 2015

te


1 5 7 1 8
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先週末は、虹を見上げて終わりました。
今この時の気持ちを、どれ程の距離であれば今すぐに伝えていいのだろうと不思議になった。
日々、そうも変わらない事が仕事でもあるようだから。

本当はそのまま、境目などなくて、
いつも、此処と彼処にそう違いはない。

土曜日の虹の色に境目はなく、
水で薄めたような曖昧な色でした。


赤いものばかりつくっています。
最後に赤いケーキ、完成させたい。
トマトの赤とか、スグリの赤とか、目指す赤があるわけでないので、
想う赤を色にするのは難しいです。
もう食べ物では無理かもしれない...秋になってしまいそう。

月曜日はまた想う赤に辿り着けなくて、締切が迫る文章をいまいちに書いて、
もう昼も過ぎてお腹が空いていたのかも忘れた頃に、
グラノーラとミントティーを飲んだら落ち着きました。

夏の始まりは、夏の終わりと線路傍の夏への扉を思い出します。


夏の宵の実の始まりです。







Jul 11, 2015

te



p a r c h m e n t
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羊皮紙


羊皮紙のような空を見て、選んだ紙がありました。

同じ紙が使われた本を見つけた。
1968年発行の「き」という本です。



Jul 8, 2015

te


r e d   b a y b e r r y
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山桃


日曜は自然の傍へ行き、
月曜は料理をします。

小さな山桃の実は、グレープフルーツのような広い香りと瑞々しさでした。

山梔子を水にさしてバニラアイスを食べると山梔子のアイスクリームになると言う人。
そういう時間や、そういう食事がつくれるようになれたらと、いつも思う。

小さな身の回りにも、
あたたかく冷たい 美しい景色はまだまだ沢山あると思います。

そっと。

様々な愛もどうにしても心にぎゅっとくるけれど、

それとは違う世界のもののような気がします。



Jul 6, 2015

te




o l e a n d e r
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夾竹桃を生けました。
何色かを焼いたような色の葉と白花