Dec 26, 2018

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h u c k l e  b e r r y 
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ハックルベリー


ハックルベリーは幾つかの色を含んでいました。
その見た色からは想像しない、ブルーベリーに似ているけれど同じでない。
もっと含みのある、艶と、たくさんの色の交ざり合うひとつの色。

みえない色はたくさんあって、みようとすればみえる色がある。
理解したいと思うと、ずっとその繰り返しです。

自分を透かしてみえる興味と切り離したかった色。
色にならないという色。
氷が融けた水と氷水とが似ても似つかないような。

ハックルベリーはジャムになりました。ハックルベリー・フィンとは違うのです。
フィンは川で色に気づき、それは自然は社会から遠いところにあると感じさせられました。
それは一見、自由に思うかもしれないけれど自由ではなかった事。その中で葛藤し続けている事。
でも、何よりもその場所の空気は不意に人を自由にしてくれます。
そう感じる瞬間が、この場所で、今年もあって、
嬉しかった。

もうすぐ一年が終わります。